最近は、なんでもDIYで工事やっちゃうのが好きな伊丹谷です。
昨日は腰痛悪化で鍼治療したら、すっかり改善。睡眠の質も明らかに改善した。東洋医学すげー!

ってことで岡村ちゃんの新作「操」

まぁ相変わらずといえば相変わらずだけれども、たった9曲で3/9がシングルカットされている中、どういうわけかサブスクの解禁どころかダウンロード販売もなく、やっとこさ入手。

ジャケットは前作に続き、会田誠先生によるイラスト。

Amazonで入手

とにかく1枚のアルバムなのにさらっと聴ける。

邪推かもしれないが、アルバムという概念が崩壊しつつある中、この曲順でこの作品を聴いて欲しいという岡村ちゃんの意思をひしひしと感じる。

『操』とは、自分の意志、主義を貫いて、誘惑や困難に負けないこと。貞操。上品で雅やかなこと。常に変わらないこと。様々な意味がありますが、そのベースにあるものは、一貫しています。

素敵なジャケットだなぁと思います。

ゴールデンウィークに開催予定だった、スプリングツアーもコロナ禍で中止。一旦は8月に延期になっているが、はてさてどうなることやら。

コンスタントに、そして精力的に活動する近年であるが、彼の心境にも変化が見られる。

アクがない!だがそれがいい!

初期〜今のコラボ的な内容は飽きさせないし、まだ聴きたいとリピートしてしまう。平均3回くらいはリピートする。

プリンス好きな俺としては、よく岡村ちゃんとの比較を目にするが、そんなものは表面的なものでしかない。むしろ、岡村ちゃんはプリンスが好きなのだからって何が問題なのだ。俺からはプリンスには程遠いぞ。でもそれが岡村ちゃんなんだからいいじゃないかという以外の感想はない。

ファンクだなんだジャンルで音楽を語る奴は一生語ってればいい。音楽は聴き手のもので聴き手の利き方に全て委ねられる。

エクササイズの時のBGMであれば、まるで自分のモチベーションのための曲として存在するし、自転車漕ぎながら大声で歌えば(最近そういう人多く見かける)、まるで自分がMVの主人公になったような気分を味わえる。

音楽は、読んで字が如く、音を楽しめればなんでもいいのだ。

好きに聴けばいいのにな。それぞれ好きな理由はその人のものだからね。

個人的には、インテリア〜STEP UP LOVE の流れが鳥肌だった。おそらくだけど、この曲で岡村ちゃんを知った若いファンは多いのではないだろうか。むしろDAOKOの曲で、横で踊ってる坂上忍似のおじさんくらいにしか思ってないかもしれない。

だが、この曲の繋ぎは素晴らしい。岡村靖幸の曲であることのもまごう事なき作品である主張と、彼がいかにこの曲を大事にしているかを感じる。

家庭教師

岡村靖幸といえば、「家庭教師」が最高傑作と言われる。最近のDAOKOとかで岡村ちゃんを知ったという人であればぜひ聴いて欲しい。

名作

岡村靖幸の最高傑作と称される4作目のオリジナルアルバム。プリンスの影響を色濃く受けつつも独自の進化を遂げた濃密なサウンド、愛や孤独を描きながら人間の本質に迫る歌、時代の空気をポップに落とし込むセンスなど、すべてにおいて圧倒的な個性と完成度を誇る。巧みなサンプリングコラージュで唯一無二のグルーヴを生む”どぉなっちゃってんだよ”、バブル時代の世相を映しながらも普遍的な輝きを放つラブソング”カルアミルク”、ねっとりとした歌声で聴き手の心をかき乱す”家庭教師”、青春ソングの決定打”あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう”など、まさに名曲ぞろい。ディープなファンクネスを宿した歌が後続のアーティストに与えた影響は計り知れない。

Apple Music より

プリンスの影響も何も、ジャケットの方向性がまさにそれなんですけどね。ここでは言及は避けましょう。

もはや30年も前の曲で小学生だった俺には全く理解できず、大学を過ぎた頃にどハマりした。

8月に延期されたツアーの行く末が気になるところだが、本当にライブが楽しみだな。この自分が実際行きたいライブから今の無観客ライブの配信を考えてみると分かる。

正直、そんなもんをいくら10カメで配信されても意味がないのだ。

ライブがないなら中止でいい。むしろ、岡村靖幸ならではのオンラインの本気の配信を観てみたい。

とにかくだ、岡村ちゃんを聴いてたらモテる気になるのだ。実際がどうなのかなんかどうだっていい。それが音楽だ。