完全にネタバレしません！ので、安心してお読みください！ストーリーにはほぼ触れません！
ということで、コロナなんかどこ吹く風、日本で大ヒット（らしい）、映画 TENET！
映画を見た感想は、ストーリーそっちのけで、ノーラン万歳映画です。
ストーリーに関しては、Gacktはじめ、TENETで検索したらいっぱい出てくるので、そちらに任せましょう。
俺が言いたいのは、おいノーラン！！！「正気か！？」
一番頭が（いい意味で）おかしいのは、逆光する銃弾でも、スパイ映画よろしく炸裂マクガフィンプルトニウムでもなく、ノーラン自身だった！
VFX全盛の世の中。Zoom配信ですらクロマキーで撮影！世の中ゴルフ場よりミドリっけ満タン。ミトコンドリアもびっくり、合成合成、また合成の世の中で！！！！なんと、今作、その辺のラブコメより少ないVFXカット 300以下！！！！
マジかよノーラン！！！！
ビルは爆破するわ、ヒコーキは突っ込ませる派のやりたい放題！！！！アメリカのシベリア超特急 水野晴郎ことクリストファーの乱ここにあり！！！！
マジかよノーラン！ヤーレンソーラン！！！（はいっ！はい！）
予算200億を超える予算！打倒アベンジャーズ！！！
ほぼ名前を知らない俳優（失礼）の予算で200億円。分かるか同志よ。もはやロバートダウニーJr.もアングリの予算だ。なぜなら、キャスティングよりロケに多額の予算を使っている！！！
しかももう既に興行収入は優に２億ドルは超えている！！！！（コロナ禍で！！！）
メメントから始まった天才のストーリーは、「僕この映画全部実写で撮りたいな」と、庵野秀明もエヴァシリーズを投げ出してしまうほどのあっけらかんとした発想で、それを実現してしまった！！！
敢えて言おう！なぜこんな無駄な撮影（失礼）にそんな金をかける！！！！！
目を覚まさせされた
正直、この映画の感想は、ほぼこれだ。
ストーリーはさておき、すべては映画館で映画を見ている観客の驚きから逆算されて作られている！！！
変態だ変態！！！
世の中テクノロジーだなんだ。やれスケジュールだ、ギャラだ、KPIだ、なんだとVFXを多用し、あっという間に撮影終了。名前も一瞬のクレジットのスタッフが途方もないエフェクト編集をその辺の村を超えるレベルの人数で実施。かたや必要とあらば湯水の如くビルを爆破し、飛行機を突っ込ませ、俳優は意味も分からず逆再生演技を強いられる。
おーい！地球に優しくない悪魔の変態がここにいますよ！！！！（褒め言葉）
そして、インタビュー第一声が「スパイ映画をとりたかった」
いや方法！！！！いっぱいあるから！！！！
映画とは、娯楽である
テレビだ映画だ、何かとコンプラ云々うるさいメディア業界で、マッドマックスよろしくの精神で行って来いの直線番長！ノーラン村のクリスとは俺のことだ！！！！
そういう人が撮った映画だと思って観ていただきたい！
アメリカでは７月公開が3回延期されて、カレンダーから消えた。
そして８月にアメリカ以外で先行公開され、９月しょとうにアメリカで公開。日本は９月１８日。世界はコロナ真っ只中。映画館も席数を制限。その中で２億ドル突破。
いやぁ、アマプラで the boys 観て喜んでる場合じゃなかったよ。（面白いけどね）
どうしよう、今週末、全編クロマキー放送の生配信やるよ俺。（頑張るけど）
そう、忘れてはいけないのは、映画とは娯楽である。
一言で言うと、「映画史上最も豪華な駄作」であると。
シンプルな話。誰も巻き戻しの映像をこんなにお金かけて真剣に撮ろうとは思わない！しかし！しかしだぁ！！！にくいほどそこらじゅうに仕掛けがある！まんまとノーランにしてやられる！
映画館ででっかいIMAXスクリーンで観て、あっちやこっちなど視線をコントロールされているうちに大事なものを見過ごさせられる。そしてそれが伏線となり、後半ドリフもびっくりの逆再生撮影での違和感が完全なるリアリティを生む！！！！
どうやったらこんな計算ができるんだぁ！！！！！！！！
って言う映画である！
是非、映画館での視聴をお勧めする。どんなに忙しくってもだ。携帯の電源を切って、独りでの視聴をオススメする。頭の中真っ白で観ろ！
現場からは以上です！